(新)Nothing happens to me.

科学には人間を理解することが絶対にできない理由がある

絵の存在否定

科学が事のはじめになす或る不適切な操作を「絵の存在否定」と名づけ、確認しています。その操作のことを理解してはじめて、科学が何であるか理解できるようになるのではないでしょうか。

機械なんかであるはずがない身体を科学が機械と見なすに至るキッカケにみなさんはドギモを抜かれる(1/7)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.3】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.49 目次・科学は機械ではない身体を機械とみなす・科学が事のはじめに立てつづけに為すふたつの不適切な作業・ひとつ目の作業、「絵の存在否定」・「絵の存在否定」はすべてを心のなかの像に変える・心の外…

漢字、絵、あんパンをもちいて「科学」の原点を探る(1/4)

*「科学」を定義する第2回 目次・科学を定義する・ひとつ目の例:漢字・ふたつ目の例:絵・本 題:あんパン ◆科学を定義する 「科学」「科学」とひとはしきりに言いますね。でも、いったいどういった意味合いで、その「科学」という言葉をひとは使っている…

あんパンをもちいて「科学」を定義する

*「科学」を定義する第1回 最近、「○○の科学」というタイトルの本をかなり目にしますよね。 でも正直、みなさん、疑問を覚えません? それはいったいどういった意味合いで、「科学」という言葉を使っているのだろうか、って。その「科学」という言葉に、し…

西洋学問に人間が理解できなくなった瞬間③

*科学するほど人間理解から遠ざかる第19回 以上、物を見るということについて確認しなおす、いわゆる〈出発点〉で、西洋学問が「絵の存在否定」という不適切な操作をどのようになすか、例をもちいて見てきました。 結果、こういうことにするとのことでした…

西洋学問に人間が理解できなくなった瞬間②

*科学するほど人間理解から遠ざかる第19回 さて、「絵の存在否定」という不適切な操作をなした結果、大木が俺に見えていないことになるのをいま確認しました。俺がその瞬間に目を閉じていようが、開けていようが、はたまたサングラスをかけていようが、大木…

西洋学問に人間が理解できなくなった瞬間①

*科学するほど人間理解から遠ざかる第19回 快さを感じているというのは、「今どうしようとするか、かなりはっきりしている」ということであり、かたや苦しさを感じているというのは、「今どうしようとするか、あまりはっきりしていない」ということであると…

西洋学問では、快さや苦しさが何であるか理解できない

*科学するほど人間理解から遠ざかる第18回 快さを感じているというのは、「今どうしようとするか、かなりはっきりしている」ということであり、かたや苦しさを感じているというのは、「今どうしようとするか、あまりはっきりしていない」ということであると…

快さや苦しさが何であるか理解できたとき

*科学するほど人間理解から遠ざかる第17回 快さを感じているというのは、「今どうしようとするか、かなりはっきりしている」ということであり、かたや苦しさを感じているというのは、「今どうしようとするか、あまりはっきりしていない」ということであると…

過去体験記憶、未来体験予想、現在、の三つどもえ②

*科学するほど人間理解から遠ざかる第16回 最初に「過去体験記憶」のほうから見ます。俺の身体と俺の「過去体験記憶」の間柄に特にご注目いただくことにしましょうか。 みなさん、俺が並木道を大木に向かって歩いている場面を先ほどご想像なさっていたとき…

過去体験記憶、未来体験予想、現在、の三つどもえ①

*科学するほど人間理解から遠ざかる第16回 快さを感じているというのは、「今どうしようとするか、かなりはっきりしている」ということであり、かたや苦しさを感じているというのは、「今どうしようとするか、あまりはっきりしていない」ということである*1…

歩くのはティームプレイ、じっとしているのもティームプレイ

*科学するほど人間理解から遠ざかる第15回 快さを感じているというのは、「今どうしようとするか、かなりはっきりしている」ということであり、かたや苦しみを感じているというのは、「今どうしようとするか、あまりはっきりしていない」ということであると…

存在同士はおなじティームのメンバーである

*科学するほど人間理解から遠ざかる第14回 快さを感じているというのは、「今どうしようとするか、かなりはっきりしている」ということであり、かたや苦しさを感じているというのは、「今どうしようとするか、あまりはっきりしていない」ということである*1…

大木、まわりの空気を読む

*科学するほど人間理解から遠ざかる第13回 快さを感じているというのは、「今どうしようとするか、かなりはっきりしている」ということであり、かたや苦しさを感じているというのは、「今どうしようとするか、あまりはっきりしていない」ということである*1…

大木は俺の身体を無視できない

*科学するほど人間理解から遠ざかる第12回 快さを感じているというのは、「今どうしようとするか、かなりはっきりしている」ということであり、かたや苦しさを感じているというのは、「今どうしようとするか、あまりはっきりしていない」ということであると…

物を見るとはどういうことか俺はこのように理解した

*科学するほど人間理解から遠ざかる第11回 快さを感じているというのは、「今どうしようとするか、かなりはっきりしている」ということであり、かたや苦しさを感じているというのは、「今どうしようとするか、あまりはっきりしていない」ということであると…

身体とは何か、みなさん素直にお語りになれ

*科学するほど人間理解から遠ざかる第10回 快さを感じているというのは、「今どうしようとするか、かなりはっきりしている」ということであり、かたや苦しさを感じているというのは、「今どうしようとするか、あまりはっきりしていない」ということである*1…

西洋学問ではなぜ快さや苦しさが何であるか理解されてこなかったのか

*科学するほど人間理解から遠ざかる第9回 快さを感じているというのは、「今どうしようとするか、かなりはっきりしている」ということであるいっぽう、苦しさを感じているというのは、「今どうしようとするか、あまりはっきりしていない」ということである…

快さや苦しさが何であるか明らかになるまで

*科学するほど人間理解から遠ざかる第8回 快さを感じているというのは、「今どうしようとするか、かなりはっきりしている」ということであり、かたや苦しさを感じているというのは、「今どうしようとするか、あまりはっきりしていない」ということである*1…

科学の奇っ怪な出発点は「部分」の否認にあり③

鐘は、科学の手にかかるとこのように、ほんとうは見えないものであるということになる。俺が目をつむっていても、開けていても、眼鏡をかけていてもいなくても、後ろを向いていても、まえを向いていても、何ら変わることのないもの(見えないまま)であるこ…

科学の奇っ怪な出発点は「部分」の否認にあり②

ではつぎに、これらふたつの不適切な操作の過程を順に詳しく見ていこう。 いまこの瞬間、俺が、教会の塔のうえにある鐘を遠望しているとすれば、その瞬間、俺が目の当たりにしている鐘の姿は、俺の前方数百メートルのところにあるということになる。このよう…

科学の奇っ怪な出発点は「部分」の否認にあり①

2018年に入ってから、「2018年一斉書き直しシリーズ」と銘打って、第1弾と第2弾をお送りしてきた。 シリーズ第1弾は「科学の出発点をナミダナミダで語り直す*1」と題して、またシリーズ第2弾は「科学が存在を別ものにすり替えるのをモノカゲから見なおす…

科学が科学らしい産声を生まれるまえにあげたとき③

*科学の出発点をナミダナミダで語り直す第8回 僕がいまこの瞬間、柿の木の姿を目の当たりにしているというのはどういうことだったか。たがいに数十メートル離れた場所にある柿の木の姿と僕の身体とがその瞬間、共に「柿の木を見ているという僕の体験の部分…

科学が科学らしい産声を生まれるまえにあげたとき②

*科学の出発点をナミダナミダで語り直す第8回 「いまこの瞬間に僕が体験している世界のありよう全体」の隅々にまで「絵の存在否定」という不適切な操作を及ぼすと、僕が体験するもの一切は、僕の心のなかにある像であることになる(前記4.場所の追放)。…

科学が科学らしい産声を生まれるまえにあげたとき①

*科学の出発点をナミダナミダで語り直す第8回 科学が事のはじめに「絵の存在否定」という不適切な操作をどのように為したか、拙い表現力で必死に説明してきた僕さん。最後の力をふり絞って、口をアワアワさせます。 科学が事のはじめに「絵の存在否定」と…

科学は言う、「銀河鉄道999に乗らなくったって」

*科学の出発点をナミダナミダで語り直す第7回 科学が「絵の存在否定」という不適切な操作を為し、僕さんの左手を「左手機械」、すなわち「見ることも触れることもできず、音もしなければ匂いも味もしない元素の集まり」にすぎないものにすり替える次第を一…

科学はみなさんを宇宙海賊コブラに替える

*科学の出発点をナミダナミダで語り直す第6回 「絵の存在否定」という不適切な操作を科学がいかに、見る、聞く、匂う、味わう、触れる、といった知覚体験に為すかを見た僕さんは、まとめます。そして身体について語り出します。 科学はこのように「いまこ…

科学公房著『箱人間』を真摯に読む

*科学の出発点をナミダナミダで語り直す第5回 絵、景色、についで、見るという知覚体験にも「絵の存在否定」をやってみせた僕さんですが・・・・・・ いま、見るという知覚体験について、科学がどのように「絵の存在否定」という不適切な操作を為すか確認した。…

超ベストセラー、科学公房著『箱人間』

*科学の出発点をナミダナミダで語り直す第4回 科学は事のはじめに「絵の存在否定」という操作を為すと訴える僕さん。その操作がどんなものか、絵、景色、と順にやってみせたあと、今度は、見るとか聞くといった知覚体験についてやってみせると言います。 …

科学の、景色を消してみせる激ヤバmagic

*科学の出発点をナミダナミダで語り直す第3回 科学が事のはじめに為すという不適切な操作、「絵の存在否定」を絵に対してやってみせた僕さんですが・・・・・・ 「絵の存在否定」と呼ぶ不適切な操作を、絵を例にご説明申し上げたが、僕はみなさんにおわかりいた…

科学は目のまえの絵を消してみせる超絶magician

*科学の出発点をナミダナミダで語り直す第2回 科学の出発点を「絵の存在否定」と名づける僕さん。絵を例に、その操作について語り出します。 一枚の絵をご想像あれ。いやみなさんのお宅にかけてある絵をじかにご覧いただくことにしようか。 その絵は平面に…