(新)Nothing happens to me.

科学には、人間を理解することを妨げる理論的欠陥がある

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

科学の身体説明は何かちょっとニオウとみなさんお感じである2nd

*身体が機械じゃないのは明らかであるが第16回 「身体の物的部分」を研究するとは「状況把握」を突きつめることでした。松の木に歩み寄る例を用いて言えば、「身体の物的部分」が、「身体の感覚部分」、松の木、太陽、雲、風、音たちや、過去体験記憶、未来…

科学の身体説明は何かちょっとニオウとみなさんお感じである1st

*身体が機械じゃないのは明らかであるが第15回 ちょうどいま見ましたところも含め、ここまで確認してきましたことを簡単に総ざらいします。 「身体の物的部分」で、物質的出来事は、「身体の感覚部分」の関与のもと起こる(「身体の物的部分」は機械ではな…

身体を研究するとはどうすることか(後半)

*身体が機械じゃないのは明らかであるが第14回 「身体の物的部分」を研究するとは、「身体の物的部分」だけに着目することでは決してなく、「状況把握」を突きつめることだと確認しました。 しかし、「状況把握」を突きつめるとは何をすることなのでしょう…

中島敦『幸福』

「ぐうぜん、中島敦(1909年〜1942年)さんの『幸福』って小説を読みましてね。うちのカミさんが、クッキー持ちよってやるいつもの読書会でつぎの課題図書になってるとか言って読んでまして、あたしも横からのぞき見したって次第です。 「それにしても、びっ…

身体を研究するとはどうすることか(前半)

*身体が機械じゃないのは明らかであるが第13回 「身体の物的部分」を研究するとは、「身体の物的部分」だけに着目することでは決してなく、「状況把握」を突きつめることであり、それはいまの例で言えば、「身体の物的部分」が、「身体の感覚部分」、松の木…

松の木を研究するとはどうすることか(後半)

*身体が機械じゃないのは明らかであるが第12回 松の木に歩み寄ったかと思うと遠ざかったり、その周りをぐるぐる回ったり、ペンライトを当てて見たり、匂いを嗅いだり、耳を押し当てたりして、松の木につぶさに着目する(松の木を研究する)とは、松の木だけ…

松の木を研究するとはどうすることか(前半)

*身体が機械じゃないのは明らかであるが第11回 身体は機械ではないこと、またそのことをみなさんよくご存じであることの確認につづきまして、今度は、「身体の物的部分」を研究するとは、どうすることか、確認します。 何度も申しております。松の木に歩み…

状況把握を実にみなさんよくなさっている

*身体が機械じゃないのは明らかであるが第10回 松の木に歩み寄っているあいだ(だけには限られませんが)、「身体の物的部分」、「身体の感覚部分」、松の木、太陽、雲、風、音などのほか、過去体験記憶や未来体験予想も、「共に在るにあたって応答し合い」…

記憶と予想次第でいまが変わると実にみなさんよくご存じである

*身体が機械じゃないのは明らかであるが第9回 最初に予告しておきました2点につき確認が終わりました。みなさんどなたも、「身体の物的部分」で物質的出来事が、「身体の感覚部分」の関与のもと起こると、すなわち「身体の物的部分」は機械ではないと実に…