(新)Nothing happens to me.

科学には人間を理解することが絶対にできない理由がある

(題)コバエぶんぶん自然淘汰

「この世は強い者が生き残る。劣った者は自然淘汰のふるいにかけられ、存在しなくなる」。進化論はそう言いますが、変ですねえ、すぐ死ぬのに、弱っちいのに、この世に生き残っている生き物がたっくさん見当たるではありませんか。なぜでしょう。自然淘汰とは何か考え直します。

自然淘汰はお家騒動?

*コバエぶんぶん自然淘汰(下) 以来、自然淘汰と聞くと、俺が念頭にサッ、ササッと置くのはこの鈍感なコバエである。 ひょっとすると進化論者のなかには、こうしたコバエを見て、こうお考えになるかたもおいでかもしれない。「こんなに鈍感で死ぬ確率が高…

コバエは自然淘汰されなかった

*コバエぶんぶん自然淘汰(中) とっさには、阿波踊りを舞いだすカッコウで跳びあがることしかできなかった俺ではあるが、一匹のコバエが俺の耳もとスレスレを通りすぎたのだとつぎの瞬間には理解していた。その俺の目の前には、こちらにケツを向けながらゆ…

コバエはなぜ自然淘汰されないのか

*コバエぶんぶん自然淘汰(上) 或る学者は或る魚にこんな疑問をもったと言う(なんとも曖昧な書きかたで相済まない)。 この魚はなぜこんなふうなんだろ。こんなふうだと他の魚たちと比べて、活動するのに余計なエナジーが必要になるじゃないか。余計に食…