(新)Nothing happens to me.

科学はボタンをかけ違えたまま来たのではないでしょうか。

「治療の苦しみに耐えれば耐えるほど失敗に近づく」

みなさんにとって治療の目的は苦しくなくなることです。副作用・毒性・副反応のある医療処置を受けるかどうか決めるときみなさんは、治療を受ける場合と受けない場合のふたつを想像して、最終的に苦しさがマシになる方をお選びになります。しかし医学はそうした損得計算をしてきませんでした。医学は正常になるためにどんなに苦しい治療も文句をいわず受けるべきだとしてきました。

医療処置は快さや苦しさを考えてするものか、正常異常を考えてするものか

治療の苦しみに耐えれば耐えるほど失敗に近づく第3回 こういうことを確認しました。 息がしにくいという状態から、息がしやすいという状態になることを目的とする医療処置を受け、実際に息がしやすくはなるものの、息がしにくいというのとは別のあらたな苦…

治療目的はほんとうにそれでいいのか、それで大損することはないか

治療の苦しみに耐えれば耐えるほど失敗に近づく第2回 たとえば、みなさん、ご自分の息がしにくくなるものと仮定してみてください。そして、そのときにみなさんが医療処置を受けようとお考えになるなら、何を目的とするものをお求めになるか、ちょっと想像し…

科学の目には映らなくなるこの世でもっとも大事なもの

治療の苦しみに耐えれば耐えるほど失敗に近づく第1回 先日「科学は存在同士のつながりを切断してから考える*1」と題した文章を書きました。そこで書きましたのは簡単に申しますと、こういうことでした。科学は事のはじめに、存在同士のつながりを切断します…