(新)Nothing happens to me.

科学には人間を理解することが絶対にできない理由がある

2023-11-06から1日間の記事一覧

医学は「みんな違ってみんなイイ」と言って「多様性」を口先では肯定しているが、やっていることは実はそれとは正反対ということはないか(7/7)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.61 ◆⑤医学とは「優生思想」の実践である 医学のこの多様性の否定は、詳しく言うとこういうことでした。最後にもう一度、ふり返ってみます。 医学がおのれの使命とする「異常なひとを無くす」とは、 「標準を…

医学は「みんな違ってみんなイイ」と言って「多様性」を口先では肯定しているが、やっていることは実はそれとは正反対ということはないか(6/7)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.61 ◆④ほんとうの多様性の肯定とは 異常な人間などこの世にただのひとりたりとも存在し得ない。したがって、誰しも、標準以上(医学が勝手に狭めて定めた正常領域)になることを、他人に強制されるいわれは基…

医学は「みんな違ってみんなイイ」と言って「多様性」を口先では肯定しているが、やっていることは実はそれとは正反対ということはないか(5/7)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.61 ◆③医学とは「多様性の否定」である さあ、ここまで、どうですか? ひょっとすると、ダラダラと話しすぎて、論点がぼやけてしまっているかもしれませんね? この文章の主題はこういうものでした。先に進む…

医学は「みんな違ってみんなイイ」と言って「多様性」を口先では肯定しているが、やっていることは実はそれとは正反対ということはないか(4/7)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.61 ◆②医学に不当にも異常と決めつけられ、差別されてきたのは誰か それは、以前から何度も確認していますように、いわゆる「標準を下回っているひとたち」です。 医学は社会通念に無批判に基づき、世間がや…

医学は「みんな違ってみんなイイ」と言って「多様性」を口先では肯定しているが、やっていることは実はそれとは正反対ということはないか(3/7)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.61 そもそも医学が、やれ健康だ、やれ病気だとさかんに言うことによって争点にしてきたのは、「苦しくないか、苦しいか」ではありませんでした。つまり、治る、を医学は「苦しまないで居てられるようになる…

医学は「みんな違ってみんなイイ」と言って「多様性」を口先では肯定しているが、やっていることは実はそれとは正反対ということはないか(2/7)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.61 ◆①医学を医学たらしめるものは何か まず、医学を医学たらしめるものについて考えるところから始めますね。 医学をまさに医学たらしめるものは何か。 つまり、医学がおのれの使命とすべきところは何だと、…

医学は「みんな違ってみんなイイ」と言って「多様性」を口先では肯定しているが、やっていることは実はそれとは正反対ということはないか(1/7)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.61 目次・科学が多様性を肯定する言葉を口にしているときにみなさんが感じること・①医学を医学たらしめるものは何か・②医学に不当にも異常と決めつけられ、差別されてきたのは誰か・③医学とは「多様性の否定…