(新)Nothing happens to me.

科学には人間を理解することが絶対にできない理由がある

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

機械なんかでは決してないことが明らかな身体を科学が機械と決めつける、嗚呼、あの不幸な瞬間(6/6)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.6】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.52 ◆身体全体を考える したがって、左手が「左手機械」であることになったように、身体全体が、「どの位置を占めているか」ということと、「どんな力をもっているか」ということしか問題にならない、この世…

機械なんかでは決してないことが明らかな身体を科学が機械と決めつける、嗚呼、あの不幸な瞬間(5/6)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.6】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.52 では、この、「左手の感覚」がそこから除外された、単なる元素の寄せ集めにすぎないことになった左手を左手機械と名づけることにしましょうか。 で、いま確認したところを、箇条書きにしてまとめてみると…

機械なんかでは決してないことが明らかな身体を科学が機械と決めつける、嗚呼、あの不幸な瞬間(4/6)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.6】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.52 ◆左手を例に考察する 先ほど身体全体について言ったことが、俺の左手にも当てはまります。左手とは、ほぼおなじ場所を占めている、「左手の物」と「左手の感覚」とを合わせたもののことですね。 さて、俺…

機械なんかでは決してないことが明らかな身体を科学が機械と決めつける、嗚呼、あの不幸な瞬間(3/6)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.6】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.52 ◆科学が、機械ではない身体を機械と見なす瞬間 ずっとまえのところで、身体がほんとうは機械ではないことを確認しておきました。はじめにもう一度そのことを確認します。 ----- 身体がほんとうは機械では…

機械なんかでは決してないことが明らかな身体を科学が機械と決めつける、嗚呼、あの不幸な瞬間(2/6)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.6】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.52 ◆存在の客観化(作業2) ついで、科学は「存在の客観化」と俺が名づけた存在改悪作業をつづけざまに為し、存在(物、音、匂い、味、身体等)を、一瞬一瞬答えるものから、答えることのないものにすり替え…

機械なんかでは決してないことが明らかな身体を科学が機械と決めつける、嗚呼、あの不幸な瞬間(1/6)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.6】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.52 目次・科学が事のはじめに為すふたつの存在改悪作業・絵の存在否定(作業1)・存在の客観化(作業2)・科学が、機械ではない身体を機械と見なす瞬間・左手を例に考察する・身体全体を考える ◆科学が事の…