(題)デカルトの超絶手品ぁ〜ニャで科学は基礎を形作る
*デカルトの超絶手品ぁ〜ニャで科学は基礎を形作る第9回 俺の推測が的外れであれなんであれ、デカルトが「存在の客観化」というこの超絶手品によって、存在を、「どの位置を占めているか」ということしか問題にならない何か(延長)にすり替えたのは間違い…
*デカルトの超絶手品ぁ〜ニャで科学は基礎を形作る第8回 デカルトは『省察』*1の第2省察で俺たちの目の前に蜜蝋を持って現れたときすでに蜜蝋を、「他と共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに逐一答えるものから、無応答で在るものにすり替え…
*デカルトの超絶手品ぁ〜ニャで科学は基礎を形作る第7回 実際は「他と共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに逐一答えるものである存在を、事実に反して、無応答で在るものにすり替えますと、存在の実際の姿から、ほんとうは存在には属していな…
*デカルトの超絶手品ぁ〜ニャで科学は基礎を形作る第6回 さて、存在は実際のところ、「他と共に在るにあたってどのように在るか」という問いに逐一答えるものであるにもかかわらず、事実に反して、このように存在を、無応答で在るもの(客観的なもの)であ…
*デカルトの超絶手品ぁ〜ニャで科学は基礎を形作る第5回 前回、ミドリ色のコートを用いて確認しましたように、存在は、「他と共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに逐一答えるものです。にもかかわらず、事実に反して存在を、無応答で在るもの…
*デカルトの超絶手品ぁ〜ニャで科学は基礎を形作る第4回 先ほど、俺の愛しのコートはかつてミドリ色だったと申しました。聞いてください。当時こんなことがありました。そのときの俺は急いでいました。ところが、まさにクローゼットからそのミドリ色のコー…
*デカルトの超絶手品ぁ〜ニャで科学は基礎を形作る第3回 しかしなぜ彼はこのように、存在から、当の存在にほんとうは属していないものとして、容姿(色を含む)、音、匂い、味、感触、を取り除くことができたのでしょう。そしてそのあとに残ったものこそほ…
*デカルトの超絶手品ぁ〜ニャで科学は基礎を形作る第2回 さっそく彼の出演する『省察』という著書を開けてみましょう。第二省察をご覧ください。ほら、紙のムコウにデカルトが立っています。いまから俺たちの前で「存在の客観化」をやってのけようと俺たち…
*デカルトの超絶手品ぁ〜ニャで科学は基礎を形作る第1回 先日、「科学は存在同士のつながりを切断してから考える」と題した文章*1で、科学が事のはじめになす、存在同士のつながりの切断をふたつ見ました。そこで、それらふたつをそれぞれ、絵の存在否定*2…