(新)Nothing happens to me.

科学の欠点、限界、見落としている大事なもの

ひとを正常なものと異常なものとに分ける差別

医学はひとを正常なもの(健康、健常者)と異常なもの(病気、障害者)とに2分します。それが差別に他ならない旨、確認します。

精神医学の「統合失調症のひとには病識がない」という言い草に、温厚なみなさんですら激怒する理由(1/4)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.31 目次・健康、病気の定義から・一部のひとたちを異常と決めつけ、差別する・おのれの人間理解力が未熟であることの自覚がない・「真に自覚あるもの」と「真に自覚無きもの」 ◆健康、病気の定義から (精…

統合失調症の「悪口が聞こえてくる(幻聴)」を理解する(統合失調症理解#1)(1/5)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.8 この世に異常なひとなど、ただのひとりも存在し得ないということを、以前、論理的に証明しましたよね。 (参考:ちなみにこの記事で、ですよ。) そしてそれは、この世に「理解不可能」なひとなど、た…

医学を勉強するほど、人間理解力は低下する(1/4)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.7 目次・2点復習・ひとが当初、「理解できない」場合(例、統合失調症)・ひとが最初から「理解できる」場合(例、PTSD)・結論(医学を勉強するほど人間理解力は低下する) ◆2点復習 今回は、(精神)医…

理解不可能(了解不能)な人間がこの世に存在しないことを確認する(1/4)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.6 目次・この世に「理解不可能」な人間は存在するか・理解することの意味・正常、異常の意味を突きつめる・結論(理解不可能な人間はこの世に存在し得ない) ◆この世に「理解不可能」な人間は存在するか …

「発達障害」を例に、誰が医学に差別されるのか確認する(1/4)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.5 今回は、発達障害なるものを例に、診断という名の差別について見ていきますね。 でも、そのまえに、これまでに確認した事項を3点、簡単におさらいしておきましょうか。 ずいぶんまえに、健康、病気、に…

障害、障がい、障碍、はどれもみな差別用語である(1/5)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.4 目次・障害という言葉の表記を改めるべきか?・障害という言葉は、異常という差別用語の単なる言い換えにすぎない・「発達障害」という言葉を例に確認する・「脳の障害」という言葉を例に確認する・問…

医学に差別されるのは誰か(1/3)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.3 今回は、医学に差別されてきたのは、そしてされていくのは誰か、確認しますね。 以前に確認したことを、最初に軽くふり返ってから、はじめることにしましょうか。 簡単に言うと、こういうことでしたよ…

異常な人間はこの世にただのひとりも存在しないということ(1/3)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.2 医学は、健康を正常であること、病気を異常であることと定義づけてやってきましたよね。で、異常と診断したひとたちに治療をしてきましたね。 そのように、ひとを正常とか異常とかと判定することの意味…

そもそも正常とは何か、異常とは何か(1/2)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.1 医学は、健康を正常であること、病気を異常であることと定義づけてやってきましたよね。で、異常と診断したひとたちに治療をしてきましたね。 正常と病理 (叢書・ウニベルシタス) 作者: ジョルジュカン…

精神医学は差別する

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」予告編 (分量:文庫本約5ページ) いまから数年まえ、ある殺人事件が起こって、テレビやネットが騒然となりました。当時、強い憤りを覚えたひとは多かったのではないでしょうか。 俺は、憤るというより、ほとほとウ…

障害という言葉のうす皮を一枚めくれば

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第24回 別れは突然にやってきます。みなさんと俺のあいだにも。 お暇乞いするときがやって参りました。 この文章を通して確認しましたことを最後にふり返ります。 第1部.ひとを正常(健康なもの・健常者)と異…

「統合失調症」は永久に解くことのできぬ謎か?

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第23回 ひとを正常と異常に振り分けることが、人間理解をはなっから拒むことである旨、確認しています。 簡単に言うと、こういうことでした。 ひとを正常と異常に振り分けるとは、ひとを「理解され得るもの」と「…

医学は人間理解をはなっから拒絶する

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第22回 青空を白い雲がゆっくりと流れています。いま、わッとどこかで子供たちの歓声があがりました。そして青空に吸い込まれるようにすッと消えていった・・・・・・ああ、思えば遠くに来たものです。最初に「障害とい…

異常なひとを無くすことを医学の目的にするのは危険

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第21回 科学は健康を正常であること、病気を異常であることと定義し、医学を「異常なひとを無くす営み」と考えます。このように「異常なひとを無くす」ことを医学の目的にするのがいかに危険なことか、確認中です…

異常を正常に矯正することを治療の目的とするのは危険

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第20回 科学にとって、健康とは正常であること、病気とは異常であること、医学とは「異常なひとを無くす営み」です。 第1部と第2部では(いまは第3部のまっただ中)、科学によるそうした健康、病気の定義づけ…

科学は何故ひとに対してつけられない正常異常という区別を採用するのか

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第19回 科学は健康を正常であること、病気を異常であることと定義づけ、医学を「異常なひとを無くす営み」と考えます。 しかし第1部で確認しました。正常異常の区別は機械に対してつけられず、当然ひとに対して…

「幻聴」を無くす治療は求められるか

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第18回 健康を正常であること、病気を異常であることと定義する科学にとって医学とは「異常なひとを無くす営み」です。 しかし、そもそも異常なひとはこの世に存在しないと先に確認しました。医療に求められるの…

ひとは「治療」を求めるか

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第17回 僭越ながら先刻こういった旨のことを申し上げました。 科学は、健康とか健常を正常であること、病気を異常であることと定義する。そんな科学にとって医学とは「異常なひとを無くす営み」である。 しかし第…

医学にたいするふたつの素朴な疑問

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第16回 第3部にちょうどいま足を踏み入れました。最初にここまで二点、確認してきましたところを簡単にふり返らせていだだきます。 ひとを正常(健康なもの・健常者)と異常(障害者)に分けることは不当な差別…

科学は偏見をもっていればこそ、誰かを不当にも異常と決めつけられる

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第15回 先の第1部ではつぎのことを確認しました。 正常異常の区別は実は機械に対してつけられないこと、 当然、正常異常の区別はひとに対してもつけられないこと(そもそも異常なひとはこの世に存在しない)、 …

なぜ気象は例年どおりではなかったら、異常と決めつけられるのか

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第14回 第1部(現在は第2部)で、正常異常の区別は実は機械に対してつけられず、当然ひとに対してもつけられないことを確認しました。そもそも異常な機械も異常なひともこの世に存在しないとのことでした。なら…

どんな気象を不当にも異常気象と決めつけるか

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第13回 第1部(現在第2部)ではつぎのことを確認しました。 正常異常の区別は実は機械に対してつけられないこと、 当然、正常異常の区別はひとに対してもつけられないこと(そもそも異常なひとはこの世に存在し…

科学は不当にも誰を異常と決めつけるか

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第12回 第1部で(現在は第2部)、正常異常の区別は実は機械に対してつけられず、当然ひとに対してもつけられないことを確認しました。そもそも異常な機械もひともこの世に存在しないとのことでした。にもかかわ…

俺たちはあらたなナゾに向かって歩んでゆく

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第11回 正常異常の区別は実は機械に対してつけられず、当然ひとに対してもつけられないという結論に行きついたいま、ここまでを簡単にふり返らせてください。 この文章は僭越ながら、障害という言葉について、障…

正常異常の区別がひとに対してつけられる未来はやって来るか③結論

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第10回 機械がちゃんと動かない(作り手の望みどおりには動かない)ふたつの場面をみなさんにご確認いただきました。ひとつは、機械がちゃんと動かないことの非が作り手にある場面、もうひとつは、機械がちゃんと…

正常異常の区別がひとに対してつけられる未来はやって来るか②使用者

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第9回 正常異常の区別が実は機械に対してすらつけられないことを確認しようとしています。 機械がちゃんと動かない(作り手の望みどおりには動かない)場面をふたつみなさんにご想像いただくことにし、早速ひと…

正常異常の区別がひとに対してつけられる未来はやって来るか①作り手

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第8回 正常異常の区別は機械に対してはつけられても、ひとに対してはつけられず、にもかかわらずひとを正常と異常に振り分ければ、不当な差別をしていることになる、という結論にたどり着きました。 しかし反論…

ひとに対して正常異常の区別はつけられるか③遺伝子

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第7回 ひとに作り手は存在しないと考えようが、自然をひとの作り手と想定しようが、結論は同じでした。正常異常の区別は機械に対してはつけられても、ひとに対してはつけられません。ひとを正常と異常に振り分け…

ひとに対して正常異常の区別はつけられるか②自然法則

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第6回 正常異常の区別は、ひとという作り手がいる機械に対してはつけられても、作り手の存在しないひとに対してはつけられず、ひとを正常と異常に振り分ければ、不当な差別をしていることになると確認しました。…

ひとに対して正常異常の区別はつけられるか①作り手

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第5回 機械に正常異常を言うとは、機械が《作り手の定めたとおりになっていない》のを問題とし、機械が〈作り手の定めたとおりになっている〉のを正常、機械が《作り手の定めたとおりになっていない》のを異常と…