ひとを正常なものと異常なものとに分ける差別
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.63 目次・みなさんの鋭い勘が覚えた違和感・みなさんが勘づいていたもうひとつのこと・みなさんが医学の根本姿勢に違和感を抱きつづけてきた確かな形跡 いま、すさまじい勢いで、続々と、化けの皮が、ありと…
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.62 目次・科学が多様性を肯定する言葉を口にしているときにみなさんが感じること・①医学を医学たらしめるものは何か・②医学に不当にも異常と決めつけられ、差別されてきたのは誰か・③医学とは「多様性の否定…
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.60 目次・異常という言葉は差別用語である・異常を身体のなかの一点のせいにすると、その一点に正常になることを妨げられていることになる・「〜になるのを妨げられている」を世間では障害と表現する ◆異常…
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.59 目次・まずひとを、標準、優、劣、に分ける・正常か異常かを決める基準はどこから来るか・いっぽうの不合致はあがめ、もういっぽうの不合致は問題視する この短編集「統合失調症と精神医学と差別」のなか…
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.58 目次・ひとを正常もしくは異常と判定するとはどうすることだったか・現実がイメージに合致していないときにみなさんが本当にすべきこと・異常なひとはこの世にただのひとりも存在し得ない ◆ひとを正常も…
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.57 目次・正常、異常とはそれぞれ何かをもっと簡単な仕方で確認する・イメージに合致しているか、否か・イメージに合致していないことをもって、問題有りと考える ◆正常、異常とはそれぞれ何かをもっと簡単…
もうひとつのブログのほうの手短な近況報告をさせてもらって構いません? そちらのほうのブログで、今年に入ってから立てつづけに、記事を3本書きました。 その1本目の記事でまず、医学が、健康を正常であること、病気を異常であることと独自に定義づけてき…
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.31 目次・健康、病気の定義から・一部のひとたちを異常と決めつけ、差別する・おのれの人間理解力が未熟であることの自覚がない・「真に自覚あるもの」と「真に自覚無きもの」 ◆健康、病気の定義から (精神…
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.8 この世に異常なひとなど、ただのひとりも存在し得ないということを、以前、論理的に証明しましたよね。 ----- ちなみにこの記事で、です。 (注)もっと簡単に確認する回はこちら。 ----- そしてそれは、こ…
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.7 目次・2点復習・ひとが当初、「理解できない」場合(例、統合失調症)・ひとが最初から「理解できる」場合(例、PTSD)・結論(医学を勉強するほど人間理解力は低下する) ◆2点復習 今回は、(精神)医学…
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.6 目次・この世に「理解不可能」な人間は存在するか・理解することの意味・正常、異常の意味を突きつめる・結論(理解不可能な人間はこの世に存在し得ない) ◆この世に「理解不可能」な人間は存在するか み…
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.5 今回は、発達障害なるものを例に、診断という名の差別について見ていきますね。 でも、そのまえに、これまでに確認した事項を3点、簡単におさらいしておきましょうか。 ずいぶんまえに、健康、病気、につ…
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.4 目次・障害という言葉の表記を改めるべきか?・障害という言葉は、異常という差別用語の単なる言い換えにすぎない・「発達障害」という言葉を例に確認する・「脳の障害」という言葉を例に確認する・問い…
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.3 今回は、医学に差別されてきたのは、そしてされていくのは誰か、確認しますね。 以前に確認したことを、最初に軽くふり返ってから、はじめることにしましょうか。 簡単に言うと、こういうことでしたよね…
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.2 医学は、健康を正常であること、病気を異常であることと定義づけてやってきましたよね。で、異常と診断したひとたちに治療をしてきましたね。 そのように、ひとを正常とか異常とかと判定することの意味を…
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.1 医学は、健康を正常であること、病気を異常であることと定義づけてやってきましたよね。で、異常と診断したひとたちに治療をしてきましたね。 正常と病理 (叢書・ウニベルシタス) 作者: ジョルジュカンギ…
*短編集「統合失調症と精神医学の差別」予告編 (分量:文庫本約5ページ) いまから数年まえ、ある殺人事件が起こって、テレビやネットが騒然となりました。当時、強い憤りを覚えたひとは多かったのではないでしょうか。 俺は、憤るというより、ほとほとウ…
*障害という言葉のどこに差別があるか考える第24回 別れは突然にやってきます。みなさんと俺のあいだにも。 お暇乞いするときがやって参りました。 この文章を通して確認しましたことを最後にふり返ります。 第1部.ひとを正常(健康なもの・健常者)と異…
*障害という言葉のどこに差別があるか考える第23回 ひとを正常と異常に振り分けることが、人間理解をはなっから拒むことである旨、確認しています。 簡単に言うと、こういうことでした。 ひとを正常と異常に振り分けるとは、ひとを「理解され得るもの」と「…
*障害という言葉のどこに差別があるか考える第22回 青空を白い雲がゆっくりと流れています。いま、わッとどこかで子供たちの歓声があがりました。そして青空に吸い込まれるようにすッと消えていった・・・・・・ああ、思えば遠くに来たものです。最初に「障害とい…
*障害という言葉のどこに差別があるか考える第21回 科学は健康を正常であること、病気を異常であることと定義し、医学を「異常なひとを無くす営み」と考えます。このように「異常なひとを無くす」ことを医学の目的にするのがいかに危険なことか、確認中です…
*障害という言葉のどこに差別があるか考える第20回 科学にとって、健康とは正常であること、病気とは異常であること、医学とは「異常なひとを無くす営み」です。 第1部と第2部では(いまは第3部のまっただ中)、科学によるそうした健康、病気の定義づけ…
*障害という言葉のどこに差別があるか考える第19回 科学は健康を正常であること、病気を異常であることと定義づけ、医学を「異常なひとを無くす営み」と考えます。 しかし第1部で確認しました。正常異常の区別は機械に対してつけられず、当然ひとに対して…
*障害という言葉のどこに差別があるか考える第18回 健康を正常であること、病気を異常であることと定義する科学にとって医学とは「異常なひとを無くす営み」です。 しかし、そもそも異常なひとはこの世に存在しないと先に確認しました。医療に求められるの…
*障害という言葉のどこに差別があるか考える第17回 僭越ながら先刻こういった旨のことを申し上げました。 科学は、健康とか健常を正常であること、病気を異常であることと定義する。そんな科学にとって医学とは「異常なひとを無くす営み」である。 しかし第…
*障害という言葉のどこに差別があるか考える第16回 第3部にちょうどいま足を踏み入れました。最初にここまで二点、確認してきましたところを簡単にふり返らせていだだきます。 ひとを正常(健康なもの・健常者)と異常(障害者)に分けることは不当な差別…
*障害という言葉のどこに差別があるか考える第15回 先の第1部ではつぎのことを確認しました。 正常異常の区別は実は機械に対してつけられないこと、 当然、正常異常の区別はひとに対してもつけられないこと(そもそも異常なひとはこの世に存在しない)、 …
*障害という言葉のどこに差別があるか考える第14回 第1部(現在は第2部)で、正常異常の区別は実は機械に対してつけられず、当然ひとに対してもつけられないことを確認しました。そもそも異常な機械も異常なひともこの世に存在しないとのことでした。なら…
*障害という言葉のどこに差別があるか考える第13回 第1部(現在第2部)ではつぎのことを確認しました。 正常異常の区別は実は機械に対してつけられないこと、 当然、正常異常の区別はひとに対してもつけられないこと(そもそも異常なひとはこの世に存在し…
*障害という言葉のどこに差別があるか考える第12回 第1部で(現在は第2部)、正常異常の区別は実は機械に対してつけられず、当然ひとに対してもつけられないことを確認しました。そもそも異常な機械もひともこの世に存在しないとのことでした。にもかかわ…