(新)Nothing happens to me.

科学はボタンをかけ違えたまま来たのではないでしょうか。

木田元

木田元『ハイデガー拾い読み』③

(②のつづき) 本質存在と事実存在 今、二つの例をあげた際、同じもの複数について、一つの同じ根源が想定されていると書いた(同じものは一つの同じ根源からやって来るという考え方がどうやら西洋にはあるようで、その考え方を私は個人的に「同一起源説」と…

木田元『ハイデガー拾い読み』②

(①のつづき) ハイデガーが乗り越えようとした制作的存在論 ハイデガーのこの根本的な批判を木田元さんは「反哲学」として複数の著書で語っている。ニーチェ以後、西洋文化の根底にある、ものの見方に批判的検討を加える哲学者が少しずつ出てきた。その代表…

木田元『ハイデガー拾い読み』①

ハイデガーは嫌なヤツである ハイデガーが「ハイデガー」であるためには、ハイデガーはぜひとも嫌なヤツでなければならなかった。まったく、嫌なヤツでなければならなかったに違いないのである。それも超ド級の。 しかし、これだけ永くつきあってきながら、…