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科学には人間を理解することが絶対にできない理由がある

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

みなさんは当たり前のように知っているが、科学は全然知らない「存在は客観的ではない」という事実(10/10)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.4】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.50 以上、今回見たことを最後にまとめます。 科学は事のはじめに「絵の存在否定」「存在の客観化」というふたつの作業を為し、存在を改悪すると最初に言いました。いまそのふたつの作業のうちの残りひとつで…

みなさんは当たり前のように知っているが、科学は全然知らない「存在は客観的ではない」という事実(9/10)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.4】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.50 言葉でうまく表現するのは難しいですけど、そのひとつとしてまず、「容姿の違い」とでも言えるものが挙げられるのではないでしょうか。いっぽうの姿は「頭デッカチ」ですが、もういっぽうは「横から爪楊…

みなさんは当たり前のように知っているが、科学は全然知らない「存在は客観的ではない」という事実(8/10)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.4】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.50 ◆存在の本質は「どこに位置を占めているか」に 電柱は実際、一瞬一瞬答えるものです、「他のものたちと共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに。先ほど、俺が近寄っていくと、電柱がその姿を…

みなさんは当たり前のように知っているが、科学は全然知らない「存在は客観的ではない」という事実(7/10)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.4】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.50 ◆「存在の客観化」とは存在のすり替え作業 補足で音について触れたばっかりに、ちょっと話がややこしくなってしまったかもしれません。ともあれ、存在というのは、それが音であれ、みなさんの身体であれ…

みなさんは当たり前のように知っているが、科学は全然知らない「存在は客観的ではない」という事実(6/10)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.4】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.50 ◆音もまたしかり(読み飛ばしてもらっても支障無し) 音についても、みなさんが出す音を例に考察していきます。でも面倒くさかったら、この節はすっ飛ばしてくれても、全然問題ありません。 みなさん、自…

みなさんは当たり前のように知っているが、科学は全然知らない「存在は客観的ではない」という事実(5/10)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.4】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.50 ◆身体も一瞬一瞬答えるものである、「他のものたちと共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに みなさん、電柱に歩み寄っている場面をまだ想像していてくれますか。みなさんが歩み寄っていると…

みなさんは当たり前のように知っているが、科学は全然知らない「存在は客観的ではない」という事実(4/10)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.4】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.50 でも、電柱が一瞬一瞬答えるのはその問いだけではありませんね? 太陽が雲間に隠れれば、電柱はその姿を黒っぽくし、ふたたび太陽が顔を覗かせれば、その姿を黄色っぽくします。 なら、こういうことにな…

みなさんは当たり前のように知っているが、科学は全然知らない「存在は客観的ではない」という事実(3/10)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.4】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.50 ◆物は、言ってみれば、周りの空気を読むものである いままで中に居た建物から外に出てきた俺が、遠方にあるその電柱を見つめているものとひとつ想像してみてくれますか。俺が目の当たりにしているその電…

みなさんは当たり前のように知っているが、科学は全然知らない「存在は客観的ではない」という事実(2/10)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.4】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.50 ◆科学が事のはじめに為すふたつ目の作業、「存在の客観化」 前回、「絵の存在否定」を、電柱を例に見ました。引きつづき、その例を用いて、考察を進めていきますね。 「絵の存在否定」という作業を為すと…

みなさんは当たり前のように知っているが、科学は全然知らない「存在は客観的ではない」という事実(1/10)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.4】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.50 目次・科学はこの世の存在をすべて「のっぺらぼう」に変える・科学が事のはじめに為すふたつ目の作業、「存在の客観化」・物は、言ってみれば、周りの空気を読むものである・身体も一瞬一瞬答えるもので…

機械なんかであるはずがない身体を科学が機械と見なすに至るキッカケにみなさんはドギモを抜かれる(7/7)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.3】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.49 ◆補足で音について「絵の存在否定」をしてみる ところでいま、電柱を例にした考察から一気に話を、音、匂い、味などこの世の一切にまで広げましたね。ちょっと駆け足すぎたかもしれませんね。ひとつひと…

機械なんかであるはずがない身体を科学が機械と見なすに至るキッカケにみなさんはドギモを抜かれる(6/7)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.3】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.49 ◆心の外に実在するものはすべて、見ることも、聞くことも、嗅ぐことも、味わうことも一切叶わない「のっぺらぼう」 科学はこの「絵の存在否定」という作業を、この世の隅々にまで為すということでしたよ…

機械なんかであるはずがない身体を科学が機械と見なすに至るキッカケにみなさんはドギモを抜かれる(5/7)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.3】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.49 いま、電柱を例に、科学が為す「絵の存在否定」という作業について確認してもらいました。その作業の結果、どうなったか。前方数十メートルのところにある電柱が、現に俺がその姿を目の当たりにしている…

機械なんかであるはずがない身体を科学が機械と見なすに至るキッカケにみなさんはドギモを抜かれる(4/7)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.3】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.49 ◆「絵の存在否定」はすべてを心のなかの像に変える 科学はこの「絵の存在否定」を事のはじめに、ありとあらゆるものすべてに為します。どんなふうに為すか、今から電柱を例に確認していきます。 俺がいま…

機械なんかであるはずがない身体を科学が機械と見なすに至るキッカケにみなさんはドギモを抜かれる(3/7)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.3】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.49 ◆ひとつ目の作業、「絵の存在否定」 まずは「絵の存在否定」から。 そうですね、まず何か、漢字をひとつ思い浮かべてもらいましょうか。どんなものでも構いませんよ。犬という字でも思い浮かべてもらうこ…

機械なんかであるはずがない身体を科学が機械と見なすに至るキッカケにみなさんはドギモを抜かれる(2/7)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.3】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.49 ◆科学が事のはじめに立てつづけに為すふたつの不適切な作業 何度もくり返していますように、身体は機械ではありません。身体とは、ほぼおなじ場所を占めている「身体の感覚」と「身体の物」とを合わせた…

機械なんかであるはずがない身体を科学が機械と見なすに至るキッカケにみなさんはドギモを抜かれる(1/7)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.3】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.49 目次・科学は機械ではない身体を機械とみなす・科学が事のはじめに立てつづけに為すふたつの不適切な作業・ひとつ目の作業、「絵の存在否定」・「絵の存在否定」はすべてを心のなかの像に変える・心の外…