(新)Nothing happens to me.

科学には人間を理解することが絶対にできない理由がある

(題)科学は存在同士のつながりを切断してから考える

科学は事のはじめに存在同士のつながりを切断し、別様につなぎなおしてから出発します。その次第を表現しようと2016年に試みたときの文章です。

科学とは現実を大改造する営みである

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第17回 ここまで、科学が「絵の存在否定」と「存在の客観化」という一連の作業によって存在同士のつながりを切断し、「身体の感覚部分」を身体や世界から除外したり、存在から容姿(色を含む)、音、匂い、味…

ぬぁ、なんと、「絵の存在否定」と「存在の客観化」は切り離せない一連の作業だった???

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第16回 存在は実際のところ「他と共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに終始答えるものである。部屋のとびらは、私が歩み寄れば刻一刻とその姿を大きくするし、部屋の明かりが明滅すれば、それに…

なぜ科学は存在から、容姿(色を含む)、音、匂い、味、感触をとり去っちゃう?

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第15回 科学は事のはじめに存在同士のつながりをふたつ切断する。そのうちのひとつである「絵の存在否定」を先に見、いまは残りのひとつである「客観化」について見ている。 存在は実際のところ、「他と共に…

数学万能、ビバ、マセマティックス、ビバビバ

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第14回 科学が存在を、「他と共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに終始答えるものから、ただ無応答で在るだけのものへすり替えるために、存在の実際の姿から、容姿(色を含む)、音、匂い、味、…

音から音をとり除くと、空気や液体の振動があとに残ると?!

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第13回 存在を、「他と共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに終始答えるものから、ただ無応答で在るだけのものにすり替えるために、科学が存在の実際の姿から、ほんとうは当の存在には属していな…

ピンク色の服のピンク色は心のなかにあるとする、すなわち科学は存在から色を取り除く

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第12回 先ほど、存在を、「他と共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに終始答えるものから、ただ無応答で在るだけのものにすり替えるために、科学が存在の実際の姿から、存在の容姿を、ほんとうは…

違いを「ジャマだ、ジャマだ」と、存在から取り除いて意識内にうち捨てる

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第11回 科学が自らの思うところに合うよう現実を修正するこの解釈操作では、存在が「他と共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに終始答えて実際に呈する姿のうちから、存在をただ無応答で在るだけ…

理論にあうよう現実を修正するのが常套手段であることに留意しておいたほうがいいようだ

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第10回 では、存在を、「他と共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに終始答えるものから、ただ無応答で在るだけのものへすり替えるこの「客観化」で存在同士のつながりを切断すると、いったい何が…

科学は存在を客観的なものに読み替えることで、存在同士のつながりを切断する

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第9回 しかし科学は存在を、「他と共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに終始答えるものとは考えない。 先ほど、私が部屋のとびらに歩み寄る例をあげ、そのとびらが「私の身体と共に在るにあた…

存在は「他と共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに終始答えるものである

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第8回 ここまで、存在同士のあいだの「ひとつの絵に共に参加している」というつながりを切断する「絵の存在否定」を見てきた。 確認したのは次の三つである。 科学はその「絵の存在否定」を身体に施し、みな…

神の存在証明にもとづくデカルトの知覚論に科学は乗って

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第7回 いまこの一瞬に私が目の当たりにしている空の姿と、この一瞬の私の「身体の感覚部分」とを、それぞれがその瞬間に在る場所に在るのは認めるものの、「ひとつの世界絵に共に参加している」もの同士とは…

デカルトと科学は「絵の存在否定」から誕生した

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第6回 私がいま空の姿を目の当たりにしているとすると、その姿と、いまこの一瞬の私の「身体の感覚部分」とは、「ひとつの世界絵に共に参加している」と言える。が、それらふたつを、それぞれが現に在る場所…

みなさんの心とその中身の存在しか確実視しない

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第5回 が、私外部(外界)に実在する存在のコピー像を、脳が私内部(意識内)に作ることへと、知覚体験をすり替えると、このような疑いを抱くことになる。 私内部(意識内)に脳によって作られた、映像、音…

みなさんが見ている虹の姿をみなさんの内部に移し替える

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第4回 そして、「絵の存在否定」によって世界からみなさんがたの「身体の感覚部分」が除外されるこのとき、同時に、知覚体験も読み替えられる。 いま前方の光景が私に見えていることから、その光景と、この…

みなさんを世界のなかに入れない

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第3回 科学は「絵の存在否定」によって、「身体の感覚部分」を身体から除外するだけではなく、世界からも除外する。 みなさんがふだん世界と思っておられるもののうちには、みなさんの「身体の物的部分」は…

絵の存在を認めない

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第2回 科学の手にかかると、身体からその一部分である「身体の感覚部分」が除外され、正体不明な意識なるものとされるに至る。 冒頭で科学は存在同士のつながりを切断してから考えると申し上げたように、科…

身体感覚を身体のなかに含めない

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第1回 科学の特徴は、存在同士をたがいに切り離してから考えるところにある。事のはじめに科学は存在同士のあいだの二種類のつながりを切断する。で、そのあとに、新たに考案したつながりで存在同士をつなぎ…