(新)Nothing happens to me.

科学には、人間を理解することを妨げる理論的欠陥がある

2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧

アルツハイマー型認知症③:不安、不穏(落ち着きがない)、うつ状態の意味は何か?(3/3)

*認知症の人間の言動は理解不可能か・第7回 (2/3へ戻る←) ここで、先に一度引用に使った佐藤眞一著『認知症「不可解な行動」には理由がある』(SB新書、2012年)を開いてみることにする。そのなかで佐藤氏は認知症一般についてではあるが(話をアルツハ…

アルツハイマー型認知症③:不安、不穏(落ち着きがない)、うつ状態の意味は何か?(2/3)

*認知症の人間の言動は理解不可能か・第7回 (1/3に戻る←) ここまでA(初期段階)の①「物忘れが次第に激しくなる」と②「段取りを立てて物事を行うことができなくなる」を点検したけれども、今回見る③「不安、不穏(落ち着きのなさ)、うつ状態」は、その…

アルツハイマー型認知症③:不安、不穏(落ち着きがない)、うつ状態の意味は何か?(1/3)

*認知症の人間の言動は理解不可能か・第7回 (前回←) 前回の話のつづきをしよう。 今回は、「不安、不穏(落ち着きのなさ)、うつ状態」について考察する。 現在、認知症に分類される、アルツハイマー病、血管性認知症、レビー小体型認知症、ピック病、の…

アルツハイマー型認知症②:料理や言葉のやりとりが困難になる(段取りを立てて物事を行うことができなくなる)理由(4/4)

*認知症の人間の言動は理解不可能か・第6回 (3/4へ戻る←) 以上、今回はアルツハイマー型認知症の②「段取りを立てて物事を行うことができなくなる」について考察してきた。その具体例として挙げられていた二つは「言葉のやりとりが難しくなる(失語、「あ…

アルツハイマー型認知症②:料理や言葉のやりとりが困難になる(段取りを立てて物事を行うことができなくなる)理由(3/4)

*認知症の人間の言動は理解不可能か・第6回 (2/4へ戻る←) 誰しも、「上の空」になっていて事をし損じたという体験をしたことがあるに違いない。それらを思い返してみてほしい。 何をするにせよ、要求される集中力の度合いに差はあるだろうけれども、それ…

アルツハイマー型認知症②:料理や言葉のやりとりが困難になる(段取りを立てて物事を行うことができなくなる)理由(2/4)

*認知症の人間の言動は理解不可能か・第6回 (1/4へ戻る←) その引用元の本の中で、アルツハイマー型認知症のA(初期症状)の②「段取りを立てて物事を行うことができなくなる」は「実行機能」の障害とか「手順」の障害と説明されていた。その具体例として…

アルツハイマー型認知症②:料理や言葉のやりとりが困難になる(段取りを立てて物事を行うことができなくなる)理由(1/4)

*認知症の人間の言動は理解不可能か・第6回 (前回←) ひとをその認知能力の低下具合から認知症とか軽度認知障害と診断し、「異常」と見なすことは、そのひとたちの言動に「理解不可能」の烙印を押すことであると先に確認したけれども、理論的に考察する限…