(新)Nothing happens to me.

科学には、人間を理解することを妨げる理論的欠陥がある

2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

アルツハイマー型認知症①:ついいまさっきのことを忘れてしまう理由(5/5)

*認知症の人間の言動は理解不可能か・第5回 (4/5に戻る←) 仕事を退職したり高齢になって活動量が少なくなったりして毎日がどの日も似たり寄ったりになったとき、曜日や日にちを覚えるのは自動的に誰にとっても難しくなりはしないだろうか。喩えを用いて…

アルツハイマー型認知症①:ついいまさっきのことを忘れてしまう理由(4/5)

*認知症の人間の言動は理解不可能か・第5回 (3/5に戻る←) みなさんが日頃よくする、ながら聴きはどうか。本を読みながら音楽を聴いているとか、スマホを見ながらひとの話を聞いているといった場合を想像してみてほしい。やはり、「上の空」できいていた…

アルツハイマー型認知症①:ついいまさっきのことを忘れてしまう理由(3/5)

*認知症の人間の言動は理解不可能か・第5回 (2/5に戻る←) ◆ひとつ目の症状:物忘れが次第に激しくなる 今回は初期段階の①「物忘れが次第に激しくなる」のみをとり挙げる。それは先の引用文中では「記憶機能の低下」と説明されていた。そしてその具体例と…

アルツハイマー型認知症①:ついいまさっきのことを忘れてしまう理由(2/5)

*認知症の人間の言動は理解不可能か・第5回 (1/5に戻る←) ◆アルツハイマー病の症状一覧 最初に見るのは、アルツハイマー病と診断されたひとたちの言動である。 アロイス・アルツハイマーは、ドイツの精神科医で、20世紀初頭に、若年性の認知症の症例をは…

アルツハイマー型認知症①:ついいまさっきのことを忘れてしまう理由(1/5)

*認知症の人間の言動は理解不可能か・第5回 (前回←) 目次・アルツハイマー病、血管性認知症、レビー小体認知症、ピック病、の4つを見ていく・アルツハイマー病の症状一覧・ひとつ目の症状:物忘れが次第に激しくなる ◆アルツハイマー病、血管性認知症、…

認知症と診断することによってそのひとの言動を手前勝手に「理解不可能」と決めつける姿勢を痛烈批判(3/3)

*認知症の人間の言動は理解不可能か・第4回 (2/3に戻る←) 先に、「異常な人間」などこの世に存在し得ないことを確認した*1。ひとを異常と判定するというのは繰り返し言うように、そのひとのありようを、こちらの頭になかにある「ひととはコレコレこうい…

認知症と診断することによってそのひとの言動を手前勝手に「理解不可能」と決めつける姿勢を痛烈批判(2/3)

*認知症の人間の言動は理解不可能か・第4回 (1/3に戻る←) 特定の誰かをいま「異常」と判定するとして、それはその誰かの実際のありようと、こちらがひとというものに対してもっている「ひととはコレコレこういうものだ」というイメージとを比較すること…

認知症と診断することによってそのひとの言動を手前勝手に「理解不可能」と決めつける姿勢を痛烈批判(1/3)

*認知症の人間の言動は理解不可能か・第4回 (前回←) 前回、認知症や軽度認知障害などと診断することによって、そのひとを「異常」と判定することが不当である旨確認した。 では、不当であるというそのことは何を意味したのだったか? それは、ひとについ…