(新)Nothing happens to me.

科学はボタンをかけ違えたまま来たのではないでしょうか。

科学はどのような基準で身体を不当にも正常と異常に区分けするか

身体をキカイ扱いする者の正体は第6回

 このchapterの最初で確認しましたとおり、機械にしか用いることのできない正常異常という区分けを、機械ではない身体の物的部分に用いることは不可能です。にもかかわらず、「身体の物的部分」を機械とする科学はこの区分けを、ほんとうは機械ではない「身体の物的部分」に用い、その設計製造者たる世界によって定められたありようを呈しているものしかないと考えられるはずの、みなさんや俺の「身体の物的部分」を、勝手な基準をもってして、世界によって定められたありようを呈しているもの(問題無し、すなわち正常)と、世界によって定められたありようを呈し損なっているもの(問題有り、すなわち異常)とに分けるそんな不当差別をするということでした。


 では、世界によって定められたありようを呈しているものしかないと考えられるはずの「身体の物的部分」を、科学はいったいどのような勝手な基準をもってして、そのように不当に二分するのでしょうか。


 まず、気候を例に考えてみます。


 機械にしか用いることのできない正常異常という区分けを、機械ではない気候に用いることもまた不可能です。気候を正常異常に区分けするとは、気候を、その設計製造者たる世界によって定められたありようを呈しているもの(問題無し、すなわち正常)と、世界によって定められたありようを呈し損なっているもの(問題有り、すなわち異常)とに二分することですけれども、気候が、世界によって定められたありよう以外のありよう、すなわち法則外のありよう奇蹟)を呈し得るとは科学には考えられません。実際の気候を、世界によって定められたありようを呈しているもの(問題無し、すなわち正常)と、世界によって定められたありようを呈し損なっているもの(問題有り、すなわち異常)とに振り分けようとしても、どの気候もすべて、前者、世界によって定められたありようを呈しているもの(問題無し、すなわち正常)に該当するだけで、後者、世界によって定められたありようを呈し損なっているもの(問題有り、すなわち異常)に当たるものはひとつたりとも出てきません。


 つまり、気候を、世界によって定められたありようを呈しているもの(問題無し、すなわち正常)と、世界によって定められたありようを呈し損なっているもの(問題有り、すなわち異常)とに>区分けするための基準はこの世には存在しません


 にもかかわらず、実際のところ、異常気象という言葉をみなさんはひんぱんに耳にされますし、俺も、近年、日本の夏がひと昔まえのに比べるとケタ違いに暑く、かつ年末近くまでつづくのを指して、つい異常気象と言ってしまいます。思わず、気候を正常と異常に区分けするための基準をそのように勝手に設定してしまいます


 その基準がどのようなものか見てみます。

つづく


このあたりのことついても、後日、下の記事で書き直しました。

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今回はこのシリーズの第6回目でした。

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