(新)Nothing happens to me.

科学の欠点、限界、見落としている大事なもの

統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.5(統合失調症理解#16)(6/6)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.37


◆part.5の締めの言葉

 今回は以上です。引用第3部の残りの部分(第4段落目以降)は次回にまわしますね。


 今回確認したのもつぎの2点でした。

  1. Nさんが、どんどん追い詰められていること。
  2. 自分自身のことをうまく理解できないでいること。


 やはり今回もNさんに「理解不可能なところはただの一つも見つかりませんでしたよね?


 いや、もちろん、Nさんのことを完璧に理解し得てきていると言うつもりはサラサラありませんよ。正直な話、Nさんのことを今回も、多々誤ったふうに決めつけてしまったのではないかと気が咎め、少々めまいがしているくらいですよ。


 でも、どうですか。そうは言ってもさすがに、ここまでのNさんが「理解可能」であるということ自体はもはや、疑えないのではありませんか。


 みなさんのように申し分のない人間理解力をもったひとたちになら、ここまでのNさんが完璧に理解できるということは、十分、明白になっているのではありませんか。


 では、次回も引きつづき、統合失調症と診断され、「理解不可能」と決めつけられてきたNさんがほんとうは、(精神)医学のそうした見立てに反し、「理解可能」であることを実地に確認していきます。


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今回の最初の記事(1/6)はこちら。


Nさんのこの事例は全6回でお送りします。

  • part.1(短編NO.33)

  • part.2(短編NO.34)

  • part.3(短編NO.35)

  • part.4(短編NO.36)

  • part.5(短編NO.37)


   今回

  • part.6(短編NO.38)


このシリーズ(全48短編を予定)の記事一覧はこちら。