(新)Nothing happens to me.

科学の欠点、限界、見落としている大事なもの

統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.4(統合失調症理解#16)(1/9)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.36

目次
・これまでのあらまし
・嫌がらせと決めつける(案1)
・引け目を感じる(案2)
・他の生徒の内心を気にする(案3)
・part.4の締めの言葉


◆これまでのあらまし

 いま現在、「思春期に発症し典型的な経過がみられた統合失調症のケース」*1とされるNさんの事例を見させてもらっていますよね。


 その当事者Nさんが、(精神)医学の見立てに反し、ほんとうは理解可能であることを実地にひとつひとつ確認していますね。


 今回から、引用第3部(引用最終部)に入りますよ。


 前々回とその前の回に見た引用第1部には主に、Nさんの中学生時代のことが書いてありました。いっぽう前回見た引用第2部には、高校生時代と浪人1年目のことが書いてありましたね。受験生であるNさんはまったく勉強が手に着かず追い詰められて人生に挫折する寸前ということでしたね。


 では、そのつづきを見ていきましょう。今回もNさんのつぎの2点に着目します。

  1. どんどん追い詰められていること。
  2. 自分のことがうまく理解できないでいること。


 以下、引用第3部です。ただし、今回見るのは冒頭の2段落のみですよ。


         (1/9) (→2/9へ進む

 

 

Nさんのこの事例は全6回でお送りします。

  • part.1(短編NO.33)

  • part.2(短編NO.34)

  • part.3(短編NO.35)

  • part.4(短編NO.36)


   今回

  • part.5(短編NO.37)

  • part.6(短編NO.38)


このシリーズ(全48短編を予定)の記事一覧はこちら。

 

*1:岩波明精神疾患角川ソフィア文庫、2018年、p.122、2010年