(新)Nothing happens to me.

科学の欠点、限界、見落としている大事なもの

統合失調症の「話が途切れ途切れになる」「頭が飛ぶ」「ピコーンときてバリバリする」を理解する(統合失調症理解#15)(8/8)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.30


◆締めの言葉

 さあ、最後に全体を振り返りましょう。


(精神)医学はあるひとたちのことを統合失調症と診断し、やれ「人間の知恵をもってしては永久に解くことのできぬ謎」だ、「了解不能」だと、好き勝手言ってきましたよね。今回は、そのように統合失調症と診断され、「理解不可能」と決めつけられてきたひと3名に登場してもらいました。返答が途切れ途切れになる音大生さん、「頭が飛ぶ」と訴える患者さん、「ピーコン」ときて「バリバリ」して「ジンジン」するんだ、「ガンマー毒素」なんだと言う男性、の3名でしたね。その3名の方たちが、(精神)医学の見立てに反し、「理解可能であることを実地にひとつひとつ確認してきました


 もちろん、そのひとたちのことを完璧に理解できたと言うつもりは俺にはサラサラありませんよ。むしろ、多々誤ったふうに決めつけてしまったのではないかと暗澹たる気持ちになっているというのが正直なところですよ。


 でも、そうは言ってもさすがに、そのひとたちが「理解可能」であるということ自体は十分、明らかになりましたよね? みなさんのように、申し分のない人間理解力をもったひとたちになら、そのひとたちのことが完璧に理解できるということは、いま十分に示せましたね?


(精神)医学には、そのひとたちのことがまったく理解できません。だけど、それは単に、(精神)医学の人間理解力が未熟であるということを意味するにすぎないと、極めてハッキリしましたね?


次回は2週間後、11月2日(月)21:00頃にお目にかかります。


ひとつまえの記事(7/8)はこちら。


今回の最初の記事(1/8)はこちら。


前回の短編(短編NO.29)はこちら。


このシリーズ(全48短編を予定)の記事一覧はこちら。