(新)Nothing happens to me.

科学の欠点、限界、見落としている大事なもの

2020-03-02から1日間の記事一覧

統合失調症の「わたしはエスパーだ」「頭のなかを監視されている」を理解する(統合失調症理解#3)(10/10)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.10 ◆(精神)医学は統合失調症である でも(精神)医学には、Aさんのようなひとたちのことがまったく理解できてきませんでした。みなさんと違って、(精神)医学には、Aさんたちのことを理解するだけの…

統合失調症の「わたしはエスパーだ」「頭のなかを監視されている」を理解する(統合失調症理解#3)(9/10)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.10 ◆すべての場面で起こっていたことは何か さて、ここまで、場面を5つに分けて見てきました。どの場面でもAさんの身におなじことが起こっていたのが確認できましたよね。まず、Aさんのもっている「自…

統合失調症の「わたしはエスパーだ」「頭のなかを監視されている」を理解する(統合失調症理解#3)(8/10)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.10 ◆場面5 そして最後にAさんはこう言って、話を締めくくっていましたね。 いわゆる病気の症状としての被害妄想は、いまでも全然変わっていないし、治ってもいません。いまでも、買い物に行ってもひそひ…

統合失調症の「わたしはエスパーだ」「頭のなかを監視されている」を理解する(統合失調症理解#3)(7/10)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.10 ◆場面4 こうして急速に居場所がなくなってきたAさんはついに家のなかでも、従業員たちのことを気にするまでになります。 居たたまれなくなり「この人たちから逃げたい」と思いましたが、今度は家に帰…

統合失調症の「わたしはエスパーだ」「頭のなかを監視されている」を理解する(統合失調症理解#3)(6/10)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.10 ◆場面3 つぎの場面に進みましょう。 いつしか、私をいじめていた人たちが幻聴としてあらわれ、一日中私についてくるようになりました。私がどこに行こうとも、私の考えていることが相手に伝わります。…

統合失調症の「わたしはエスパーだ」「頭のなかを監視されている」を理解する(統合失調症理解#3)(5/10)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.10 ◆場面2‐Ⅲ では、ここから、3つ目の想像(Ⅲ)に移りますね。 朝礼のスピーチがAさんには退屈でならなかったと先ほど同様仮定して話を進めますよ。Aさんは「スピーチ、早く終わればいいのになあ」と…

統合失調症の「わたしはエスパーだ」「頭のなかを監視されている」を理解する(統合失調症理解#3)(4/10)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.10 ◆場面2‐Ⅱ つぎは、ふたつ目の想像(Ⅱ)を見てみましょう。 たとえば、朝礼で誰かが退屈なスピーチをしていて、最後にその話をこんなふうに閉めたと仮定してみてくれませんか。「早くスピーチを終えて…

統合失調症の「わたしはエスパーだ」「頭のなかを監視されている」を理解する(統合失調症理解#3)(3/10)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.10 ◆場面2‐Ⅰ すると そんなある日、朝礼で、突然、私の考えていることが相手に伝わり、言い当てられるという出来事が起こりました。とにかく驚きでいっぱいでした。 その後、私の考えていることがみんな…

統合失調症の「わたしはエスパーだ」「頭のなかを監視されている」を理解する(統合失調症理解#3)(2/10)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.10 ◆場面1 Aさんは大手スーパーに入社したときのことから語りはじめていましたね。 入社した当初は、研修などで同期の仲間どうしで話すことが多く、先輩と仲良くなる前に男の子と話す機会のほうが多くあ…

統合失調症の「わたしはエスパーだ」「頭のなかを監視されている」を理解する(統合失調症理解#3)(1/10)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.10 目次・当事者Aさんが語る5つの場面・場面1・場面2‐Ⅰ・場面2‐Ⅱ・場面2‐Ⅲ・場面3・場面4・場面5・すべての場面で起こっていたことは何か・(精神)医学は統合失調症である ◆当事者Aさんが語る…