(新)Nothing happens to me.

科学には人間を理解することが絶対にできない理由がある

みなさんのふだんの見方を用いて、副作用がほんとうに「たいしたことがない」のか、検証する(1/4)【医学は副作用を侮ってきた? part.3】

*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.44

目次
・薬を飲むことによって、当初の「苦しさ」を別の「苦しさ(副作用)」と交換する
・薬を飲むことによって、苦しさは「かえって酷くなった」のか、それとも「マシになった」のか
・薬を飲むことによって、「かえって苦しさが酷くなった」のだとしたら


 統合失調症と診断されたひとたちに使用される薬の副作用について考察していますよね。


 
はたしてその副作用は、医学がチカラ強く請け合うように、ほんとうにほとんどの場合たいしたことがないのか


 
それとも、実は「たいしたことがある」場合がしばしばあるのに、医学がそれらを勝手にたいしたことがないものと決めつけ侮っているだけなのか


 その白黒をハッキリつけられか、今回やってみますね。


 先に岡田尊司精神科医が著書のなかで、統合失調症薬とされる、クロルプロマジンハロペリドールの副作用について語っているところを見ました。その部分をもとに考え進めていきますよ。

 

 

 前回確認したみなさんの副作用の見方に則って、ね?






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*前回(短編NO.43)の記事はこちら。


*このシリーズ(全64短編を予定)の記事一覧はこちら。