(新)Nothing happens to me.

科学には人間を理解することが絶対にできない理由がある

2022-06-27から1日間の記事一覧

「たいしたことのある」副作用を「たいしたことがない」と侮る医学の見方 (4/4)【医学は副作用を侮ってきた? part.4】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.45 ◆医学の、一点をとり除けさえすれば至上主義 けど科学は、身体のなかのこととなると、先祖返りして、出来事を一点のせいにします。いや、それともこう表現したほうがヨリ適切でしょうか。医学という分野…

「たいしたことのある」副作用を「たいしたことがない」と侮る医学の見方 (3/4)【医学は副作用を侮ってきた? part.4】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.45 ◆身体に起こる出来事についての医学の独自解釈 で、そんな医学は、身体に起こる出来事を、それを正常と見るにせよ、異常と見るにせよ、身体のなかの一点のせいにしてきました。 たとえば、みなさんが歩い…

「たいしたことのある」副作用を「たいしたことがない」と侮る医学の見方 (2/4)【医学は副作用を侮ってきた? part.4】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.45 ◆医学による、健康、病気の独自な定義 そもそも(精神)医学は、健康、病気をみなさんとはまったく別様に考えます。 ふだんみなさんは、やれ健康だ、やれ病気だとしきりに言うことで、「苦しくないか(快…

「たいしたことのある」副作用を「たいしたことがない」と侮る医学の見方 (1/4)【医学は副作用を侮ってきた? part.4】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.45 目次・医学による、健康、病気の独自な定義・身体に起こる出来事についての医学の独自解釈・医学の、一点をとり除けさえすれば至上主義 いま、統合失調症と診断されたひとたちに使用される薬の副作用につ…