(新)Nothing happens to me.

科学の欠点、限界、見落としている大事なもの

医学の言うことがみんな嘘になる理由、身体編(2/2)

*医学の言うことはみんな嘘第2回


 だって、いいですか、いま俺の目のまえに、俺の左手がありますよね? その皮膚に血管が浮いているのが見えますね? 深爪した指先や、骨張った関節、蚊に噛まれて赤くなった跡も、ね? えっ、毛はあまり生えていませんけど……


 でも、俺の目のまえのソコにあるのはそうした、皮膚や皮下脂肪や筋肉や血管や骨や爪や毛といった(ブツ)だけですかね?


 そうした「物」があるのとおなじ場所を、「物」とはまた別のものも占めてません?


 感覚(これをみなさんは左手の感覚と言いますね)もまたおなじ場所を占めていませんか?


 おなじ場所を占めているそれら「」と「感覚とを合わせて、みなさんはふだん左手とよぶんじゃありませんかね?


 いま左手について言ったことは全身に言えますよ。


 頭の頂から下半身の末端まで、「物」と「感覚」とが(ほぼ)おなじ場所を占めながらひと連なりになっているじゃないですか。おなじ場所を占めているそれらふたつを合わせて、みなさんはふだん身体(からだ)とよぶんじゃありませんか?


 ほら身体は機械じゃありませんね? 機械には認められない「感覚」なんてものが身体にはあります、ね?


 けど医学は身体を機械として説明します。つまり、身体に起こる出来事を説明するのに、細胞とか神経とか遺伝子とか臓器とか酵素とかといった「物」しか挙げてきません。そうした複数の物質たちを構成要素とする運動としてしか、身体に起こる出来事を説明しません。構成要素のひとつとして、それら「物」とおなじ場所を占めている「感覚」を挙げようなどとは決してしません。


 ボールを投げるとか歩くとかといった出来事ですら、医学は「感覚」ぬきで説明します。脳からの電気指令が神経を伝って筋肉に行き、その筋肉を動かすんだっていうふうに、ね?


 そんな具合に、機械じゃない身体を機械として説明すれば、話が全部嘘になるのは当たりまえだと、みなさん思いません(その嘘が支障のないものか、それとも致命的なものなのかはさて置いて)? ちょっと考えてみてくださいよ。出来事を、その出来事の構成要素をひとつ抜いて説明することは可能ですかね? たとえば、全身への血液循環を、心臓という構成要素を入れずに説明することはできますか? できませんよね? なら、身体に起こる出来事を、その出来事の構成要素のひとつである「感覚」抜きに説明することもまたできないということになりませんか。


 俺はなると思うけどなあ。


 本題(先の番号3の復習)に入るまえに、番号1(医学は健康と病気の定義に失敗している)と番号2(医学は身体を機械と見誤っている)について以上、簡単に確認しました。医学の言うことはみんな嘘だと俺が最初に言ったとき、みなさん、俺のことをトンデモと思ったでしょ? 図星ですかね? けど、こうしてちょっと考えてみるだけで、俺がそんなにおかしな事を言っているわけではないということが、にわかにハッキリしてきました、ね?


 じゃあ、遅ればせながら本題に入りましょう。先の番号3(医学は誤って、身体に起こる出来事を一点のせいにしている)を、大雑把にですけど、これから復習していきますね。


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2019年11月7、8日に文章を一部修正しました。


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