(新)Nothing happens to me.

科学には人間を理解することが絶対にできない理由がある

理解不可能(了解不能)な人間がこの世に存在しないことを、別のもっと簡単な仕方で確認する(4/4)【短編NO.5の補足】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.60


 いま言ったことをまとめるとこうです。

  • A.正常=理解可能
  • B.異常=理解不可能


 さて、数回前の短編で、「この世に異常なひとなど、ただのひとりも存在し得ない。言うなればひとはみな、正常である」(番号2)ということを再確認しましたよね。その知に、ちょうどいま獲得した上記AとBの式を代入すると、こうなります。

 

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番号2の再確認とはこれのことです。

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「この世に理解不可能なひとなど、ただのひとりも存在し得ない。言うなればひとはみな、理解可能である」


 現にそのことを、ひとりひとり例を挙げなから、実地に確認するということをこの短編集ではやってきました。(精神)医学は、先にも書きましたように、一部のひとたちのことを統合失調症と診断し、「理解不可能」と決めつけて、やれ「永久に解くことのできぬ謎」だ、「了解不能」だと好き勝手言ってきたが、そのひとたちはほんとうは、他のみんなとおなじく、「理解可能」であるということを、この短編集では、数々の実例を挙げながら確認しましたよね。

 

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その実例での確認は下をクリックすると出てきます。

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 以上、この短編で最初に確認した5つの基本事項を再確認し終わりました。

 

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その5つの基本事項の再確認

①正常、異常の意味

②異常なひとなどこの世に存在し得ないこと

③誰が医学の名のもと、不当にも異常扱いされてきたか

④障害、障碍、障がい、いずれも全て差別用語

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*今回の最初の記事(1/4)はこちら。


*前回の短編(短編NO.59)はこちら。


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