2020-07-27から1日間の記事一覧
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.20 ◆締めの言葉 さて、今回は、ハウス加賀谷さんの、いわゆる幻覚体験を見てきました。(精神)医学はこうした体験をこれまで、「人間の知恵をもってしては永久に解くことのできぬ謎」だ、「了解不能」だと…
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.20 ◆牛の怪物に襲われる幻覚 以上、ここまで、(精神)医学が幻覚と呼ぶハウス加賀谷さんの体験を、幽霊論として見てきました。けど、せっかくですし、お別れするまえに、これとよく似た、もうひとつ別の事…
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.20 ◆まとめ いまこう推測しました。くどいかもしれませんが、振り返ってみます。 何かきっかけがあったのか、それとも薬の副作用だったのか、ハウス加賀谷さんはいまにも殺し屋に殺されると怯えるようになっ…
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.20 ◆錯覚しているはずはないという自信 だけど、ハウス加賀谷さんからすると、自分がその場面で、錯覚したりするはずはなかったのかもしれませんね。いや、いっそ、ハウス加賀谷さんのその見立てを、少々語…
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.20 ◆錯覚する 黒い服と黒いゴーグルをつけた男に、ライフルで命を狙われている幻覚を見たとのことでしたね。 何かきっかけがあって、ハウス加賀谷さんは、いまにも殺し屋に殺されると怯えるようになっていた…
*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.20 目次・殺し屋に狙われているという幻覚・錯覚する・錯覚しているはずはないという自信・まとめ・牛の怪物に襲われる幻覚・締めの言葉 ◆殺し屋に狙われているという幻覚 以前論理的に証明しましたように、…