(新)Nothing happens to me.

科学には人間を理解することが絶対にできない理由がある

みなさんは当たり前のように知っているが、科学は全然知らない「存在は客観的ではない」という事実(5/10)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.4】

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.50


◆身体も一瞬一瞬答えるものである、「他のものたちと共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに

 みなさん、電柱に歩み寄っている場面をまだ想像していてくれますか。みなさんが歩み寄っていると、その電柱の姿は刻一刻と大きく、かつ、くっきりしていくということでしたよね。


 みなさんは、その電柱の姿を見ながら、足もとのくぼみや、路上を行き交う人々や、自転車、車、ネコを避けつつ、歩みを進めていきます。


 でも、それってまさに、みなさんの身体にとって、一瞬一瞬答えているということではありませんか、「他のものたちと共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに?


 いま、電柱にひきつづき、みなさんの身体についても、おなじことが確認できましたね。






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*今回の最初の記事(1/10)はこちら。


*前回の短編(短編NO.49)はこちら。


*これのpart.1はこちら(今回はpart.4)。


*このシリーズ(全61短編を予定)の記事一覧はこちら。