*認知症の人間の言動は理解不可能か・第8回
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Aの④「物盗られ妄想をするようになる」の具体例として文中にあったのは、次のものである。
財布などの貴重品をどこかに置き忘れて、それを身近にいる人(介護している人など)の責任にして、『盗まれた』と主張する。
で、医学からすると、そんなふうに身近な人に盗まれたなどと主張することは到底「理解できない」、妄想(異常思考)だ、脳がおかしくなっているに違いない、ということになる。
しかし、ほんとうにそうか?
以下、この具体例を次のように前半部と後半部に分けて点検していく。
- 前半部:財布などの貴重品をどこかに置き忘れ、思い出すことがない
- 後半部:見つからないのを、身近にいる人(介護をしている人など)の責任にして、『盗まれた』と主張する