(新)Nothing happens to me.

科学の欠点、限界、見落としている大事なもの

統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.4(統合失調症理解#16)(9/9)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.36


◆part.4の締めの言葉

 以上、今回もつぎの2点を確認しました。

  1. Nさんが、どんどん追い詰められていること。
  2. 自分のことをうまく理解できないでいること。


 ここまでずっと、Nさんに、「理解不可能なところはまだただの一つも見つかっていませんね?


 いや、もちろん、Nさんのことをここまで完璧に理解し得ていると言うつもりは俺にはサラサラありませんよ。正直なところ、Nさんのことを多々誤ったふうに決めつけてきてしまっているのではないかと反対に気が咎め、食事もうまく喉を通らないくらいです。


 でも、そうは言ってもさすがに、Nさんがここまでずっと「理解可能」であるということ自体はもはや、疑えませんよね?


 みなさんのように申し分のない人間理解力をもったひとたちになら、ここまでのNさんが完璧に理解できるということは、十分、明らかになっていますよね?


 次回は、引用第3部の残りを見ていきます。引きつづき、Nさんが、(精神)医学の見立てに反し、「理解可能」であることを実地にひとつひとつ確認していきます。


8/9に戻る←) (9/9) (→次回短編へつづく

 

 

次回は2月22日(月)21:00頃にお目にかかります(体調が芳しくない場合、2月中はお休みするかもしれません)。


今回の最初の記事(1/9)はこちら。


Nさんのこの事例は全6回でお送りします。

  • part.1(短編NO.33)

  • part.2(短編NO.34)

  • part.3(短編NO.35)

  • part.4(短編NO.36)


   今回

  • part.5(短編NO.37)

  • part.6(短編NO.38)


このシリーズ(全48短編を予定)の記事一覧はこちら。