(新)Nothing happens to me.

科学の欠点、限界、見落としている大事なもの

〝統合失調症〟に見られた2つのパターン(3/6)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.32


 いまの推測を箇条書きにしてみとめてみますね。

  • ①朝、オレンジジュースを飲んでいるとき、窓から身を投げて死のうという衝動に駆られる(現実)。
  • ②自分が窓から身を投げて死のうと意思したはずはないという自信がある(現実と背反している自信)。
  • ③その自信に合うよう、現実をこう解釈する。「窓から飛び出せという声が聞こえてきた。ボクは命令されたんだ」(現実修正解釈


 いま、幻聴と診断され、「理解不可能」と決めつけられてきたBさんの体験を復習しました。簡単に言うと、こういうことだったんじゃないかということでしたね。


「現実」と「自信」とが背反したところで、後者の「自信」に合うよう、「現実」のほうを修正解釈したんじゃないか、って。


 で、それを冒頭で「現実修正解釈」型と呼んだわけですね。


 でもそれは、さらにこうも言い換えられるのではないかと俺は睨んでいます。


「現実」と「予想」とが背反したところで、後者の「予想に合うよう、「現実」のほうを修正したんだ、っていうふうに。


 けど、この言い換えについては、ここでは深入りをせず、先に進みますね。


(その言い換えについて以前、深入りして書いたのが下の記事です。その記事の後半以降のことを言っています。)



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