(新)Nothing happens to me.

科学の欠点、限界、見落としている大事なもの

異常な人間はこの世にただのひとりも存在しないということ(3/3)

*短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.2


 以上、「機械がちゃんと動かない」場合をふたつに分けて考えてきました。どちらの場合でも、「機械がちゃんと動かない」のを異常と判定することはできませんでしたね。


 したがって、「機械に異常ということはあり得ない」ということになりますね?


 さあ、では、ここからもうひとつ先に進みましょう。


 いまのとおなじ要領で「ひと」について考えると、どうなるか、みなさんちょっと想像してみてくれますか。


 みなさん、どうなると思います?


ひとに異常ということはあり得ない」という結論が出てくることになるのではないか、と思いません?


 最後にまとめますね。


 医学は、健康を正常であること、病気を異常であることと定義づけてやってきましたよね。だけど今回、ちょうどいま見ましたように、「異常なひとはこの世にただのひとりも存在し得ない」ということ、つまり、「言うなればひとはみな正常である」ということが明らかになりましたね。したがって最後に、つぎのふたつのことが言えるようになりましたよ。

  • 医学が異常と判定して、病気と言ってきたひとたちは、ほんとうは、他のみんなとおなじく、正常と判定されてしかるべきだった
  • にもかかわらず医学はそのひとたちを異常と決めつけ差別してきた(特に精神医学、ね?)。


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今回の最初の記事(1/3)はこちら。


今回確認しました「異常なひとはこの世に存在し得ない」ということを、後日、今回のとは別のやり方で確認しようと考えています。「イメージ」に着目した、簡単なやり方で、ね?

  • 後日ここにそのURLを入れますね。


前回の短編(短編NO.1)はこちら。


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