*医学は喩えると、空気の読めないガサツなおじさん第12回
5.医学は医学の出来事観を突きつめて、物質をつぎのように定義する(医学の物質観)。
- 表現①:物質は身体に特定の出来事を起こす原因である(原因という言葉をもちいての表現)。
- 表現②:物質は「状況に関係なく身体に特定の出来事を起こすもの」である(原因という言葉をもちいないでの表現)。
- 表現③:おなじ物質をおなじように摂取・接種すれば、当然、身体におなじ特定の出来事が起こる。
でも、物質は実際、そういうものではないとのことでしたよね。おなじ物質をおなじように摂取・接種しても、ひとによって、もしくはおなじひとでも時と場合によって、身体に起こる出来事はしばしば異なるってことだったじゃないですか、ね?
6.医学の出来事観と物質観にもとづいて現実を見ると、医学に都合が良いように現実を見過ぎることになる(数々の可能性を落とすことになる)。
そのことを、HPVワクチンを例に考察したじゃないですか。無責任にもいきなり夢のワクチン爆誕とかと言い出してしまう......って……あれ?
いま、みなさんと俺、どこにいます? いったいココどこですかね? 大木目指して歩いてきたじゃないですか、その下でゴロゴロしながらお喋りしましょうって言って?
ひょっとして、大木、遙か昔にとおり越しちゃってます?
あっ、ほんとだ、大木、背後のあんなところにあるわ......
遠くまできちゃったなあ……
ついおしゃべりが白熱しすぎちゃいましたよ……えっ、もうお家に帰る? 嗚呼もうこんな時間ですしね......みなさんとお喋りするの楽しかったなあ……喋ってたの俺ばっかでしたけど……とはいえ、この世の根本原理だなんだと言って、みなさんがすでによく知っていることをよくもまあこれだけしつッこく、くっちゃべることができたもんだなあ。俺、面の皮、ぶ厚すぎるな恥ずか......あ、もう行きます? 別れはいつも急にやってきますね。ではまた! みなさん、これまで聞いてくれたこと、照れながら感謝します!
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