(新)Nothing happens to me.

科学には人間を理解することが絶対にできない理由がある

2020-05-04から1日間の記事一覧

統合失調症の「自分しか知らないはずのことをみんなが何故か知っている」「幻聴が同級生の声で早く死んじゃえばいいのにと言ってくる」「夜になると近所から悪口が聞こえる」を理解する(4/4)【統合失調症理解#7-part.1】

*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.13 さて、ここまで、こう指摘してきました。Cさんはしきりに「現実修正解釈」をしていたのではないか、って。だけど、Cさんのことを批判しようとしてそんな指摘をしてきたのではありませんよ。いや、批判…

統合失調症の「自分しか知らないはずのことをみんなが何故か知っている」「幻聴が同級生の声で早く死んじゃえばいいのにと言ってくる」「夜になると近所から悪口が聞こえる」を理解する(3/4)【統合失調症理解#7-part.1】

*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.13 ◆同級生、家族、近所からの悪口 「だから学校へはだんだんと行けなくなった。(略)なんとか学校へ行っても、幻聴さんが同級生の声で『早く死んじゃえばいいのに』と意地悪なことを言ってきた」。 頑張っ…

統合失調症の「自分しか知らないはずのことをみんなが何故か知っている」「幻聴が同級生の声で早く死んじゃえばいいのにと言ってくる」「夜になると近所から悪口が聞こえる」を理解する(2/4)【統合失調症理解#7-part.1】

*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.13 では、いまから、Cさんが報告してくれる場面を7つに分け、part.1、part.2、part.3の3短編を通して見ていくことにします。 今回(part.1)は、つぎのひとつ目の場面だけを見ますよ。 C〔引用者注:本…

統合失調症の「自分しか知らないはずのことをみんなが何故か知っている」「幻聴が同級生の声で早く死んじゃえばいいのにと言ってくる」「夜になると近所から悪口が聞こえる」を理解する(1/4)【統合失調症理解#7-part.1】

*短編集『統合失調症と精神医学の差別』の短編NO.13 目次・場面1:中学生時代(幻聴)・自分しか知らないことをみんなが知っている・同級生、家族、近所からの悪口 ◆場面1:中学生時代(幻聴) この世に異常なひとなどただのひとりも存在し得ないというこ…