2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧
*科学が存在をすり替えるのをモノカゲから見なおす第17回 ながらく心は、非物質と考えられてきたけど、現代科学はもはや心とは脳(の物質的活動)のことだと考える。それに合わせて「身体の感覚部分」のことも非物質ではなく、物質的活動であるとする。「身…
*科学が存在をすり替えるのをモノカゲから見なおす第17回 先刻こう申し上げた。 事のはじめに「絵の存在否定」という不適切な操作をなす科学は、それに引きつづいて「存在の客観化」という存在と関係のすり替え作業をやり、この世に実在するのは、「見るこ…
*科学が存在をすり替えるのをモノカゲから見なおす第16回 そもそもみなさんにとって身体とは何か。 まえのほうで確認しておいたように、おなじ場所を占めている「身体の感覚部分」と「身体の物的部分」とを合わせたもののことである。身体のうちに「身体の…
*科学が存在をすり替えるのをモノカゲから見なおす第16回 事のはじめに「絵の存在否定」という不適切な操作をなす科学が、それにひきつづいて「存在の客観化」という存在と関係のすり替え作業をやり、この世に実在するのは「見ることも触れることもできず、…
*科学が存在をすり替えるのをモノカゲから見なおす第15回 これまで、僕が柿の木に歩みよっている場面をもちいて(本人にはそんなつもりは毛頭ないが)ダラダラとおしゃべりしてきた。その場面をみなさんには、遅刻しそうになった僕が上空からパラシュートで…
*科学が存在をすり替えるのをモノカゲから見なおす第15回 科学は事のはじめに「絵の存在否定」という不適切な操作をなし、僕が現に目の当たりにしている柿の木の姿を、僕の前方数十メートルのところにあるものではなく、僕の心のなかにある映像であることに…
*科学が存在をすり替えるのをモノカゲから見なおす第14回 科学の「存在の客観化」という存在と関係のすり替え作業を、なぜか柿の木をもちいてここまで見てきた。 先に進むまえにここで、その作業過程をいったん箇条書きでもって復習しておこうとする、僕の…
*科学が存在をすり替えるのをモノカゲから見なおす第13回 科学がやる「存在の客観化」という存在と関係をすり替える作業について確認中である。僕が柿の木に歩みよっている場面をもちいて、柿の木がその作業の末、とうとう、「どの位置を占めているか」とい…
*科学が存在をすり替えるのをモノカゲから見なおす第12回 僕が柿の木に歩みよっている場面をもちいて「存在の客観化」という存在のすり替え作業を見ている。 柿の木は、僕が歩みよれば、その姿を刻一刻と大きくし、太陽が雲間にかくれたり雲間から顔を覗か…
*科学が存在をすり替えるのをモノカゲから見なおす第11回 そう、僕は上空から、ほんの豆ツブみたいな柿の木が急速に大きくなっていくのを、パラシュートを開く時機をいまかいまかとはかりながら、目の当たりにしていた(急速に大きくなっていったのは柿の木…
*科学が存在をすり替えるのをモノカゲから見なおす第11回 僕が柿の木に歩みよっている場面をもちいて考察している。 「存在の客観化」で、柿の木は、「他のものと共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに一瞬ごとに答える相対的なものから、無応…
*科学が存在をすり替えるのをモノカゲから見なおす第10回 科学は事のはじめに「絵の存在否定」という不適切な操作をなし、「存在の客観化」という存在すり替え作業をやるハメに陥るとのことだった。 どういうことだったか。 僕が柿の木に歩みよっている場面…