(新)Nothing happens to me.

科学には人間を理解することが絶対にできない理由がある

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

医学にたいするふたつの素朴な疑問

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第16回 第3部にちょうどいま足を踏み入れました。最初にここまで二点、確認してきましたところを簡単にふり返らせていだだきます。 ひとを正常(健康なもの・健常者)と異常(障害者)に分けることは不当な差別…

科学は相対的な存在を絶対的なものにすり替える

科学は存在を別のものにすり替える。 みなさんご想像いただけるだろうか? 誰かによばれた気がしてふと顔をあげてみると、部屋の窓ごしに a crow が見えた、と。それは、ちょうどその黒いかたまりが、道路をへだてた向かい側の電柱上から、バサっという音が…

科学は偏見をもっていればこそ、誰かを不当にも異常と決めつけられる

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第15回 先の第1部ではつぎのことを確認しました。 正常異常の区別は実は機械に対してつけられないこと、 当然、正常異常の区別はひとに対してもつけられないこと(そもそも異常なひとはこの世に存在しない)、 …

なぜ気象は例年どおりではなかったら、異常と決めつけられるのか

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第14回 第1部(現在は第2部)で、正常異常の区別は実は機械に対してつけられず、当然ひとに対してもつけられないことを確認しました。そもそも異常な機械も異常なひともこの世に存在しないとのことでした。なら…

どんな気象を不当にも異常気象と決めつけるか

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第13回 第1部(現在第2部)ではつぎのことを確認しました。 正常異常の区別は実は機械に対してつけられないこと、 当然、正常異常の区別はひとに対してもつけられないこと(そもそも異常なひとはこの世に存在し…

科学は不当にも誰を異常と決めつけるか

*障害という言葉のどこに差別があるか考える第12回 第1部で(現在は第2部)、正常異常の区別は実は機械に対してつけられず、当然ひとに対してもつけられないことを確認しました。そもそも異常な機械もひともこの世に存在しないとのことでした。にもかかわ…