(新)Nothing happens to me.

科学には人間を理解することが絶対にできない理由がある

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

数学万能、ビバ、マセマティックス、ビバビバ

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第14回 科学が存在を、「他と共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに終始答えるものから、ただ無応答で在るだけのものへすり替えるために、存在の実際の姿から、容姿(色を含む)、音、匂い、味、…

音から音をとり除くと、空気や液体の振動があとに残ると?!

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第13回 存在を、「他と共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに終始答えるものから、ただ無応答で在るだけのものにすり替えるために、科学が存在の実際の姿から、ほんとうは当の存在には属していな…

ピンク色の服のピンク色は心のなかにあるとする、すなわち科学は存在から色を取り除く

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第12回 先ほど、存在を、「他と共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに終始答えるものから、ただ無応答で在るだけのものにすり替えるために、科学が存在の実際の姿から、存在の容姿を、ほんとうは…

違いを「ジャマだ、ジャマだ」と、存在から取り除いて意識内にうち捨てる

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第11回 科学が自らの思うところに合うよう現実を修正するこの解釈操作では、存在が「他と共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに終始答えて実際に呈する姿のうちから、存在をただ無応答で在るだけ…

理論にあうよう現実を修正するのが常套手段であることに留意しておいたほうがいいようだ

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第10回 では、存在を、「他と共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに終始答えるものから、ただ無応答で在るだけのものへすり替えるこの「客観化」で存在同士のつながりを切断すると、いったい何が…

科学は存在を客観的なものに読み替えることで、存在同士のつながりを切断する

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第9回 しかし科学は存在を、「他と共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに終始答えるものとは考えない。 先ほど、私が部屋のとびらに歩み寄る例をあげ、そのとびらが「私の身体と共に在るにあた…

存在は「他と共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに終始答えるものである

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第8回 ここまで、存在同士のあいだの「ひとつの絵に共に参加している」というつながりを切断する「絵の存在否定」を見てきた。 確認したのは次の三つである。 科学はその「絵の存在否定」を身体に施し、みな…

神の存在証明にもとづくデカルトの知覚論に科学は乗って

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第7回 いまこの一瞬に私が目の当たりにしている空の姿と、この一瞬の私の「身体の感覚部分」とを、それぞれがその瞬間に在る場所に在るのは認めるものの、「ひとつの世界絵に共に参加している」もの同士とは…

デカルトと科学は「絵の存在否定」から誕生した

*科学は存在同士のつながりを切断してから考える第6回 私がいま空の姿を目の当たりにしているとすると、その姿と、いまこの一瞬の私の「身体の感覚部分」とは、「ひとつの世界絵に共に参加している」と言える。が、それらふたつを、それぞれが現に在る場所…